今西千登瀬の「住まいの判断力」講座 Vol.4「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」は違う。住宅ローンは「住むため」のもの。人生を苦しくしない資金計画を考える

「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」は、同じではありません。

住宅ローンは、家を買うためだけのものではなく、これからの暮らしを支えるための手段。

借入可能額だけを基準に住まいを選ぶのではなく、将来の収入や支出、家族の変化、貯蓄や老後まで見据えて考えることが大切です。

「いくら借りられるか」ではなく、
「この家で、無理なく暮らし続けられるか」

住まいの判断力とは、未来の自分と暮らしを想像して選ぶ力です。

「この年収なら、これくらい借りられます」

住宅購入を考え始めると、金融機関やシミュレーションサイトなどで、借入可能額を目にすることがあります。

でも、ここで一度立ち止まって考えてほしいのです。

借りられる金額」と「自分たちが無理なく返せる金額」は、本当に同じでしょうか?

私は、住まい選びにおいて大切なのは、

「いくら借りられるか」ではなく、

「その住宅ローンを抱えながら、どんな暮らしを続けたいのか」を考えることだと思っています。

住宅ローンは、そもそも何のためにあるのでしょうか?

住宅ローンは、マイホームを購入するために必要な資金を金融機関から借り、長期間にわたって返済していく仕組みです。

つまり本来の目的は、

住む場所を確保するための資金を、時間をかけて返済すること

にあります。

住宅ローンそのものが悪いわけではありません。

むしろ、住宅を一括で購入できない人にとって、現在の暮らしを始めるための大切な選択肢です。

ただし、住宅ローンを組んだ瞬間から、その返済は毎月の家計に組み込まれます。

だからこそ、

「家を買えるか」だけではなく、

その家に住みながら、どんな人生を送りたいか

まで考える必要があります。

「借りられる額」を基準に家を選ばない

住宅ローンの審査では、年収や勤続年数、他の借入などから、借入可能額が算出されます。

しかし、金融機関が「貸せる」と判断する金額と、あなたの家庭にとって「安心して返せる」金額は別のものです。

たとえば、

・子どもの教育費

・車や家電などの買い替え

・旅行や趣味

・老後への備え

・住宅の修繕費

・固定資産税

・マンションなら管理費・修繕積立金

・将来的な働き方の変化

こうした支出も、住宅ローンと一緒に考えなければなりません。

家を買った後の生活まで含めて、住宅予算を考える。

これが「住まいの判断力」の大切なポイントです。

住宅ローンを組む前に考えたい「5つの前提条件」

住宅ローンを検討するとき、私は次の5つを確認してほしいと思っています。

① 現在の収入だけでなく、将来の収入も考える

今の収入が、この先も同じとは限りません。

転職、独立、退職、働き方の変更など、人生にはさまざまな変化があります。

「今払える」だけではなく、

「収入が変わっても返済を続けられるか」を考えます。

② 住宅費以外の生活費を削りすぎない

住宅ローンを優先するあまり、

「旅行に行けなくなった」

「子どもの習い事を諦めた」

「趣味にお金を使えなくなった」

となってしまったら、本末転倒です。

住まいは人生を豊かにするためのものであり、人生そのものではありません。

③ 住宅ローン以外の住居費も見る

住宅購入にはローン以外にもお金がかかります。

戸建てなら将来的な修繕費。

マンションなら管理費・修繕積立金・駐車場代など。

さらに固定資産税などもあります。

「毎月のローン返済額=住居費」ではない

という視点が重要です。

④ 金利上昇などのリスクも考える

変動金利を選択する場合には、金利が変動する可能性があります。

「今の返済額なら大丈夫」だけではなく、

返済額が変わった場合にも家計が耐えられるか

を確認しておきたいところです。

⑤ 「売ればいい」を最初から前提にしない

「将来売ればいいから、今は少し無理をしても大丈夫」

という考え方には注意が必要です。

不動産の価格は、将来必ず上がるとは限りません。

売却時の市場環境や物件の状態、立地、築年数などによって、結果は変わります。

住むために買うのか。

将来売却することも想定して買うのか。

目的を明確にすることが大切です。

「50年ローン」も、年数だけで良し悪しを決めない

長期の住宅ローンが注目される中で、

「50年ローンだから危険」

「月々の返済額が安いからお得」

と、期間だけで判断するのも適切ではありません。

重要なのは、

なぜ長期ローンを選ぶのか。

そして、そのローンをどう返していくのか。

ということです。

返済期間を長くすることで月々の負担を抑えられる一方、総返済額や将来の家計、定年後の返済なども考える必要があります。

また、

「最後まで返済することを前提にするのか」

「途中で売却する可能性があるのか」

という出口についても、購入前に考えておきたいところです。

「資産になる家」より先に「暮らし続けられる家」

最近は、

「資産価値が高い」

「値上がりする」

「将来売却できる」

といった情報も多く見かけます。

もちろん、資産性は住まい選びの重要な要素のひとつです。

しかし、

資産価値を優先するあまり、毎日の暮らしが苦しくなってしまったら?

それでは、住まいの目的から少し離れてしまうのではないでしょうか。

私は、

「資産になるか」だけではなく、

ここで自分らしく暮らせるか

を大切にしたいと思っています。

住宅ローンは「人生を縛るもの」ではなく「暮らしを支える手段」

住宅ローンを組むこと自体が、良い・悪いという話ではありません。

大切なのは、

住宅ローンを目的にしないこと。

家を買うことがゴールではなく、

その家で家族とどんな時間を過ごしたいのか。

どんな働き方をしたいのか。

どんな老後を迎えたいのか。

何にお金を使って人生を楽しみたいのか。

そこから逆算して、住宅予算を考えてほしいのです。

「住まいの判断力」とは、未来の自分を想像する力

住宅購入は、人生の中でも大きな選択です。

だからこそ、

「今、買えるか」

「いくら借りられるか」

「周りの人が買っているか」

だけで判断するのではなく、

この選択をした10年後、20年後の自分は幸せだろうか?

と考えてみてください。

住まいの正解は、誰かが決めてくれるものではありません。

市場にも、専門家にも、金融機関にも、それぞれの役割があります。

でも最後に、

「この暮らしを選びたい」

と決めるのは、自分自身です。

まとめ

住宅ローンを考えるときに大切なのは、

「いくら借りられるか」ではなく、

いくらなら無理なく暮らし続けられるか」。

そして、

「家を買うこと」ではなく、

「その家でどんな人生を送りたいのか」。

住宅ローンは、住むための手段です。

人生を豊かにするはずの住まいが、人生を苦しくするものにならないように。

数字だけではなく、自分の暮らしと未来から住宅ローンを考える。

それも、私が考える「住まいの判断力」のひとつです。

次回予告|Vol.5

「持ち家=安心」は本当?資産価値だけでは測れない、住まいの価値

次回は、住宅の「資産価値」と「暮らしの価値」をテーマに、

自分にとって本当に価値のある住まいとは何かを考えていきます。

「高く売れる家」=「良い家」なのか?

それとも、別の価値があるのか。

住まい選びを「お金」だけで考えないための、次の判断軸をお届けします。

今西千登瀬の「住まいの判断力」講座 Vol.3「価格が安い家」は本当にお得?不動産価格の裏側にある「見えないコスト」を読み解く

「安いからお得」とは限りません。

不動産は、購入価格だけでなく、修繕費・管理費・リフォーム費用・税金・通勤時間など、後からかかるコストも含めて考えることが大切です。

だからこそ、価格だけで判断せず、
「なぜ安いのか」「この先いくらかかるのか」まで読み解く。

良い物件とは、単に「安い物件」ではなく、価格と住み心地、将来のコストのバランスが自分に合っている物件です。

それが、住まいの判断力につながります。

「この家、相場より安い!」

そう思ったとき、あなたならどうしますか?

価格が安い物件を見ると、つい「お買い得」と考えてしまいます。

でも、不動産の場合、安い理由を確認せずに購入を決めるのは少し危険です。

なぜなら、不動産の価格には、広告に表示されている金額だけでは見えない「理由」が隠れていることがあるからです。

大切なのは、

「安いか、高いか」ではなく、

「なぜ、この価格なのか?」

を考えることです。

価格の裏側には「見えないコスト」がある

例えば、購入価格が安くても、

・大規模なリフォームが必要

・給湯器やエアコンなど設備交換が必要

・修繕積立金が高い、または今後の値上げが予定されている

・管理状態に不安がある

・駅から遠く、将来売却するときに買い手が限られる

・周辺環境や道路条件に難がある

・ハザードリスクが高い

・断熱性や耐震性など、住宅性能に不安がある

といったケースがあります。

つまり、

「購入価格+これから必要になるお金」

まで考えなければ、本当の意味での「お得」は判断できません。

「安い=悪い」でもありません

ここも大切なポイントです。

私は、「安い物件は危険だから避けましょう」と言いたいわけではありません。

市場には、

「価格は安いけれど、自分にとっては価値の高い物件」

もあります。

例えば、

・内装は古いけれど、立地が良い

・築年数は経っているけれど、管理状態が良い

・リフォーム前だから価格が抑えられている

・駅距離はあるけれど、子育て環境が非常に良い

・自分たちには不要な設備や広さを削ることで価格を抑えられる

などです。

ここで重要になるのが、

「市場価格」と「自分にとっての価値」は同じではない

という考え方です。

良い物件を見分ける5つのポイント

では、私が実際に物件を見るときに意識しているポイントを挙げてみます。

① 価格ではなく「価格の理由」を見る

「なぜ、この価格なのか?」

周辺の成約事例や売り出し価格と比較しながら、その理由を探ります。

② 建物だけでなく「管理」を見る

マンションなら、

・長期修繕計画

・修繕積立金

・管理組合の運営状況

・大規模修繕の履歴

・共用部分の状態

などを確認します。

戸建てなら、

・屋根や外壁

・給排水設備

・基礎

・シロアリ対策

・過去の修繕履歴

なども重要です。

見た目がきれい=良い物件、ではありません。

③ 「これから必要になるお金」を考える

購入価格だけではなく、

購入後10年、20年でどのくらいお金がかかるのか

という視点を持ちます。

リフォーム、修繕、設備交換、管理費・修繕積立金など。

「安く買ったつもりが、購入後に大きな出費が続いた」ということを避けるためにも重要です。

④ 売るときのことも考える

マイホームであっても、人生は変化します。

転勤、子どもの独立、親との同居、住み替え、老後など。

だからこそ、

「もし10年後に売るとしたら、誰がこの家を欲しいと思うだろう?」

という視点も持っておきたいところです。

駅距離、立地、間取り、周辺環境、管理状態などは、将来の売却にも影響します。

⑤ 最後は「自分たちの暮らし」に照らして判断する

そして、一番大切なのがここです。

市場で「良い」とされる物件と、

自分たちにとって良い物件は違います。

広さ、駅距離、築年数、学区、通勤時間、周辺環境。

何を優先して、何を妥協できるのか。

「安いから買う」のではなく、

「この価格で、この暮らしが手に入るなら納得できる」

と思えることが大切です。

良い物件とは「安い物件」ではない

私は、良い物件とは、

「価格と価値のバランスに納得できる物件」

だと考えています。

相場より安いから良い。

相場より高いから悪い。

そんな単純なものではありません。

大切なのは、

価格 → 理由 → 建物 → 管理 → 周辺環境 → 将来のコスト → 自分たちの暮らし

という順番で、一つひとつ確認すること。

数字だけでは見えない部分まで見ることで、初めて「その家の本当の価値」が見えてきます。

住まいの判断力」とは、情報に振り回されない力

不動産には、

「今買わないと損」

「このエリアは絶対上がる」

「相場より安いからお買い得」

そんな情報がたくさんあります。

でも、それらはあくまで判断材料のひとつです。

大切なのは、誰かの答えをそのまま信じることではなく、

「自分たちにとって、この物件は本当に価値があるのか?」

と考えられること。

それが、私が考える「住まいの判断力」です。

まとめ

「価格が安い」という入口から物件を見ること自体は悪いことではありません。

ただし、

安い理由を知る。

見えないコストを確認する。

物件そのものの価値を見る。

そして、自分たちの暮らしに照らして判断する。

この4つを忘れないでください。

良い物件とは、安い物件ではなく、

「自分たちにとって納得できる価値がある物件」です。

数字に振り回されず、自分で判断できる力を一緒に育てていきましょう。

次回予告

今西千登瀬の「住まいの判断力」講座 Vol.4「高く売れる」という情報を、そのまま信じない

「この家なら高く売れますよ」

そんな言葉を聞いたことはありませんか?

でも、売り出し価格と実際の成約価格は同じではありません。

REINSのデータや現場での経験から見えてくる、

「売り出し価格」と「成約価格」の違いについて考えます。

今西千登瀬の「住まいの判断力」講座 Vol.2ネットの不動産情報を鵜呑みにしない「価格」を見る前に知っておきたいこと

「売り出し価格」と「成約価格」は同じではありません。

ネットに載っている価格はあくまで売り出し価格。
実際の成約価格は、市場や物件の条件、交渉などによって変わります。

大切なのは、
価格だけを見るのではなく、その価格になった理由を知ること。

数字を「答え」として見るのではなく、
判断するための材料として活用する視点をお伝えしています。

住まいの判断力を、一緒に育てていきましょう。🏡

「この家、相場より安い!」

「このエリアは価格が上がっています。」

「今売れば高く売れます。」

インターネットやSNSには、毎日たくさんの不動産情報が流れています。

便利な時代になりましたが、その一方で、情報が多すぎるからこそ、本当に必要なのは「情報を見極める力」です。

私は普段、不動産会社として多くのお客様と接していますが、「ネットに書いてあったから」という理由だけで判断してしまい、後悔しそうになっている方は、少なくありません。

だからこそ今回お伝えしたいのは、価格を見る前に知ってほしいこと。

それは、情報は『答え』ではなく、『判断するための材料』だということです。

「相場」は目安であって、答えではない

住まい探しをしていると、「このエリアの相場は○○万円です」という言葉をよく目にします。

もちろん相場を知ることはとても大切です。

しかし、相場とは、あくまで市場全体の傾向を示す一つの指標です。

目の前にある一つひとつの住宅の価値まで決めるものではありません。

例えば同じマンションでも、

  • 階数
  • 向き
  • 日当たり
  • 管理状態
  • リフォーム履歴
  • 眺望
  • 修繕積立金
  • 管理組合の運営状況

これだけでも価値は大きく変わります。

戸建ても同じです。

道路付けや土地形状、建物の状態、リフォーム履歴などによって、価格は大きく変わります。

つまり、

「相場より高い」「相場より安い」だけでは、本当の価値は分からないのです。

REINSデータから見えてくる市場

2026年6月のREINS(東日本不動産流通機構)のデータを見ると、興味深い傾向がありました。

例えば中古マンションでは、

  • 成約価格は2か月連続で下落
  • 在庫は4か月連続で増加

という結果になっています。

一方で東京都区部では、売り出し価格は依然として高い水準が続いています。

つまり、

市場では「売りたい価格」と「実際に売れる価格」に少しずつ差が生まれていることが読み取れます。

現場で感じる「売り出し価格」と「成約価格」の違い

私自身も現場で、売主様が「近所で○○万円で売れたそうだから」「査定サイトで高く出たから」という理由で、少し高めの価格設定を希望されるケースを多く見ています。

もちろん希望価格を設定することは悪いことではありません。

しかし、

最終的に市場が評価するのは、「実際に買いたい人がいくらなら購入するか」という価格です。

だからこそ、売り出し価格だけを見て「このエリアは高い」「まだ値上がりしている」と判断するのは少し危険だと感じています。

中古戸建て市場から見える変化

REINSデータでは、中古戸建ての成約件数は前年より増加していました。

一方で中古マンションは成約件数が減少しています。

この数字だけを見ると、「戸建て人気だ」と言いたくなるかもしれません。

しかし、それだけで結論を出すことはできません。

例えば、

  • 新築価格の高騰
  • 建築費の上昇
  • マンション価格の上昇
  • ファミリー層の住み替え

こうした複数の背景が重なっている可能性があります。

数字には必ず「理由」があります。数字だけを見るのではなく、

「なぜそうなっているのか」を考えることが、住まいの判断力につながります。

「高く売れる」という情報を、そのまま信じない

最近は、「今なら高く売れます」「過去最高値です」という広告をよく見かけます。

もちろん実際に価格が上がっている地域もあります。

しかし、それがあなたの家にも当てはまるとは限りません。

築年数

立地

管理状態

リフォーム状況

周辺環境

需要

これらによって価格は大きく変わります。

情報を見るときは、「本当に自分の家にも当てはまるのだろうか?」と、一度立ち止まって考えることが大切です。

情報を集めるだけでは判断力は身につかない

今は情報があふれる時代です。しかし、情報をたくさん知っている人が、必ずしも良い住まい選びができるわけではありません。

大切なのは、その情報をどう読み解くか。どう比較するか。どう自分の暮らしに当てはめるか。そこに本当の判断力があります。

東京ファンライフ不動産が大切にしていること

私は、不動産屋として「今が買い時です。」「今が売り時です。」という答えをお伝えしたいわけではありません。

お客様自身が、情報を整理し、数字を読み解き、家族にとって本当に納得できる選択ができるようになること。そのお手伝いをしたいと思っています。

住まいは人生で何度も買うものではありません。だからこそ、情報に振り回されるのではなく、自分で判断できる力を育ててほしい。それが、この講座を続ける理由です。

次回予告(Vol.3)

「価格が安い家」は本当にお得?不動産価格の裏側にある『見えないコスト』を読み解く

価格だけで判断すると見落としてしまう、

  • 修繕費
  • 管理費
  • 建物の状態
  • 周辺環境
  • 将来の資産価値

「安いから得」とは限らない理由を、現場の視点から分かりやすくお伝えします。

今西千登瀬の「住まいの判断力」講座-情報に振り回されない、自分らしい住まい選びのために-

マイホーム購入で本当に大切なのは「買い時」を当てることではなく、自分で判断する力を身につけることです。東京ファンライフ不動産が、情報に振り回されない住まい選びの考え方や、後悔しないための判断基準をわかりやすくお伝えします。

毎日をちょっと幸せに。

東京ファンライフ不動産の今西千登瀬です。

私はこれまで、住宅設備メーカーでの住まい提案、そして不動産業界で、多くのお客様の住まい選びに携わってきました。

その中で強く感じていることがあります。

それは、

情報が増えたことで、かえって住まい選びが難しくなっている。」ということです。

スマートフォンを開けば、「今が買い時です。」

「住宅価格はまだ上がります。」「もうすぐ価格は下がります。」「変動金利は危険です。」

毎日のようにさまざまな情報が流れてきます。もちろん、情報を知ることは大切です。

しかし、その情報は本当にあなたの暮らしや人生に当てはまるのでしょうか。

私は、お客様から

「今、家を買った方がいいですか?」という質問をいただくことがあります。

でも私は、その質問に簡単に「はい」とも「いいえ」とも答えません。

なぜなら、

「買い時」は誰かが決めるものではなく、自分自身が決めるものだと考えているからです。

私が伝えたいのは「答え」ではありません

不動産会社だから、「今が買い時ですよ。」そんな答えを期待されることもあります。

でも私は、それが本当の意味でお客様のためになるとは思っていません。

なぜなら、住宅は人生で最も高い買い物の一つだからです。

家族構成。働き方。将来設計。価値観。

そして、

どんな毎日を送りたいのか。その答えは、一人ひとり違います。

だから、住まい選びにも「正解」は一つではありません

私がお伝えしたいのは、

「こうしてください」という答えではなく、自分で判断できる力です。

情報を集めることと、判断することは違う

今は誰でも簡単に情報を集められる時代です。不動産ポータルサイトでは何万件もの物件を見ることができます。

AIによる査定サービスもあります。SNSでは専門家やインフルエンサーが毎日のように発信しています。

便利な時代になりました。

でも、

情報が増えたことと、正しい判断ができることは同じではありません。

同じニュースを見ても、「今が買い時」と考える人もいれば、「まだ待とう」と考える人もいます。

つまり、

情報そのものより、その情報をどう読み解くかが大切なのです。

私が感じる、これからの不動産会社の役割

私は、不動産会社の役割も少しずつ変わっていくと思っています。

これまでは、「物件を紹介する」ことが中心でした。

でもこれからは、「お客様が自分で判断できるようサポートすること」が、より重要になるのではないでしょうか。

私は、物件を売ることよりも、お客様が納得して人生の選択をできることを大切にしています。

たとえ、その結果が「今回は買わない」という選択だったとしても、

ご自身で考え、納得して決断したのであれば、それも良い選択だと思っています。

この講座でお伝えしたいこと

このシリーズでは、

  • ネットの不動産情報の見方
  • 広告に書かれている価格の意味
  • 査定額との付き合い方
  • 住宅ローンの考え方
  • 「買い時」の考え方
  • 「売り時」の考え方
  • 暮らしを軸にした住まい選び

などをテーマに、

できるだけ専門用語を使わず、分かりやすくお伝えしていきます。

ただ知識を増やすだけではなく、知識を「判断力」に変えること。それが、この講座の目的です。

私が目指すのは、「住まいの先生」のような存在

私は、お客様にとって「物件を紹介してくれる人」ではなく、

住まいについて一緒に考えてくれる人」でありたいと思っています。

そして、困った時には思い出していただける、 住まいの先生のような存在になれたら嬉しいです。

情報をお伝えすることはできます。

でも、人生を決めるのは私ではありません。決めるのは、いつも、お客様自身です。

だから私は、

自分で考え、自分で納得して選択できる人を、一人でも増やしたい

そんな想いで、この講座を始めることにしました。

最後に

住まいは、人生を豊かにする場所です。

だからこそ、情報に振り回されるのではなく、情報を正しく理解し、

自分自身や家族の価値観を大切にしながら選んでほしいと思っています。

この講座が、皆さまにとって

「住まいを考える時間」だけではなく、「これからの人生を考える時間」にもなれば嬉しいです。

これから、一緒に「住まいの判断力」を育てていきましょう。

東京ファンライフ不動産が大切にしていること

情報は、人生の答えではありません。

より良い選択をするための材料です。

東京ファンライフ不動産は、物件を紹介するだけではなく、一人ひとりが「住まいの判断力」を身につけ、自分らしい選択ができるよう情報を発信していきます。

住まいは、暮らしを整え、人生を豊かにする場所

その選択を、誰かに委ねるのではなく、自分自身で納得して決められる人を増やすこと。それが私の使命です。

GMO不動産査定に専門家コメントを寄稿しました

GMO不動産査定に専門家コメントを寄稿しました。不動産査定は価格を知るだけでなく、不動産会社の考え方や提案内容を比較するための大切な情報源です。査定サイトを上手に活用するポイントを、専門家の視点からわかりやすく解説します。

このたび、GMO不動産査定にて、私のコメントが掲載されました。

今回寄稿したテーマは、

「不動産の価値を引き出すパートナー選びのヒント」

不動産査定は価格を知るだけではなく、自分に合った不動産会社を比較・検討するためのきっかけになるという視点でお話ししています。

不動産査定サイトは「比較する」ための情報源

不動産査定サイトというと、「査定額を知るためのサービス」というイメージを持つ方も多いでしょう。

もちろん査定額は大切ですが、それ以上に重要なのは、複数の不動産会社の考え方や提案内容を知ることです。

同じ物件でも、販売戦略や査定の根拠は会社によって異なります。その違いを知ることが、納得のいく売却への第一歩になります。

情報は参考に、自分に合った判断を

インターネットには、不動産売却に関する情報が数多くあります。

だからこそ、一つの情報だけを鵜呑みにするのではなく、

  • 相場はどうなっているのか
  • どのような売却方法があるのか
  • どんな会社が自分の物件に合っているのか

など、複数の情報を比較しながら判断することが大切です。

査定サイトは、そのための「情報収集ツール」の一つとして活用するとよいでしょう。

今回のコメントでお伝えしたこと

私が寄稿したコメントでは、

「不動産には相場だけでは測れない価値がある」

ということをお伝えしました。

住まいには立地や築年数だけではなく、暮らしや思い出、その物件ならではの魅力があります。

だからこそ、価格だけを見るのではなく、その価値を理解し、適切な提案をしてくれる不動産会社と出会うことも大切だと考えています。

おわりに

今回、このような機会をいただき、専門家としての考えを発信できたことを大変光栄に思います。

今後も東京ファンライフ不動産では、中立的な立場から、住まいや不動産に関する情報をわかりやすくお届けしていきます。読者の皆さまが、情報を正しく理解し、自分に合った選択ができるよう、これからも役立つ情報を発信してまいります。

不動産売却時の査定について専門家視点からコメントをいたしました。
まずは不動産売却の一括査定で相場を確かめてくださいね♡

住みやすい街は「思いやり」でつくられる|挨拶・マナー・地域コミュニティが住環境を変える

住みやすい街は建物だけではなく、人の思いやりによって育まれます。挨拶やマナー、地域コミュニティ、防犯・治安との関係を、不動産のプロの視点からわかりやすく解説します。

住みやすい街」と聞くと、駅からの距離や買い物の便利さ、治安の良さ、公園の多さなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

もちろん、それらは暮らしやすさを左右する大切な要素です。

しかし、不動産の仕事を通して多くの住まいや街を見てきた私は、本当に住みやすい街は、建物や設備だけではつくられないと感じています。

後ろに人がいたらドアをそっと押さえる。

すれ違う人に「おはようございます」と挨拶をする。

歩きタバコやポイ捨てをしない。

共用部分をきれいに使う。

そんな何気ない思いやりの積み重ねが、街の雰囲気を育み、「ここに住んでよかった」と思える安心感につながります。

住まいは、建物だけで完結するものではありません。

そこに暮らす人の思いやりや地域とのつながりも、大切な住環境の一部です。

今回は、不動産の視点から「住みやすい街」をつくる小さな思いやりについて考えてみたいと思います。

思いやりは、ほんの数秒の行動から始まる

後ろに人がいたらドアを少し押さえる。

エレベーターで「どうぞ」と声を掛ける。

狭い道ではお互いに道を譲り合う。

共用部分をきれいに使う。

ゴミ出しのルールを守る。

どれも難しいことではありません。ほんの数秒、ほんの少しだけ相手を思いやる気持ちです。

けれど、その小さな気遣いは、受け取った人の心を和らげ、「この街は気持ちがいいな」という安心感につながります。

住み心地は、大きな出来事ではなく、日常の小さな思いやりの積み重ねによって育まれていくものなのです。

「おはようございます」が街をあたたかくする

私が特に大切にしたいと思っているのが、「挨拶」です。

「おはようございます。」

「こんにちは。」

「いつもありがとうございます。」

たった一言ですが、その言葉には人と人との距離を縮める力があります。

顔見知りが増えることで、防犯面の安心感につながることもあります。

困ったときに声を掛け合えたり、お互いを気に掛けられたりする関係は、毎日の暮らしを豊かにしてくれます。

近年は「地域コミュニティは面倒」と感じる方も少なくありません。

もちろん、無理に深いお付き合いをする必要はありません。

それでも、笑顔で交わす挨拶やちょっとした気遣いは、誰もが無理なくできる地域とのつながりの第一歩です。

その積み重ねが、「ここに住んでよかった」と思える街を育てていくのだと思います。

街を大切にする気持ちは、安心できる暮らしにつながる

歩きタバコや吸い殻のポイ捨て、ゴミの放置。

そんな光景を目にすると、「この街は大丈夫だろうか」と不安を覚える方もいらっしゃるでしょう。

反対に、道路や公園がきれいに保たれ、住民同士が自然に挨拶を交わしている街には、不思議と安心感があります。

街の印象は、建物だけでは決まりません。

そこに暮らす人たちの行動が、その街の空気をつくっています。

一人のマナー違反が周囲に影響を与えることもあれば、一人の思いやりが周囲へと広がり、街全体の雰囲気を変えていくこともあります。

街をきれいに保つこと。

ルールを守ること。

周囲への配慮を忘れないこと。

それらは景観を守るだけではなく、防犯や安心感にもつながり、「住み続けたい街」の価値を育てる大切な要素なのです。

街の価値は、人の思いやりで育まれる

街の価値は、価格やランキングだけでは測ることはできません。

朝、気持ちよく挨拶を交わせること。

安心して子どもが歩けること。

街がきれいに保たれていること。

近所の方が自然に声を掛け合えること。

そんな何気ない日常こそが、「この街が好き」という気持ちにつながります。

街は行政だけがつくるものではありません。

そこに暮らす一人ひとりの行動が、街の未来をつくっています。

だからこそ、私たち一人ひとりの小さな思いやりが、街をもっと住みやすくしてくれるのです。

東京ファンライフ不動産が目指す暮らし

東京ファンライフ不動産は、家やマンションをご紹介するだけの不動産会社ではありません。

私たちがご提案したいのは、「幸せに暮らせる住まい」と「住み続けたくなる街」です。

建物の魅力だけではなく、その街に流れる空気、人と人とのつながり、そして暮らしやすさまで含めてお客様へお伝えしたいと考えています。

住まいは、幸せを育てる場所。

そして、住みやすい街は、一人ひとりの思いやりによって育まれていきます。

今日、自分にできる小さな気遣いを一つ。

その優しさが誰かの笑顔につながり、やがて街全体の心地よさへとつながっていく。

東京ファンライフ不動産は、そんな「あたたかな暮らし」が広がる東京を、これからも応援していきます。

建築基準法だけでは足りない?健康・安全・幸せを守る家の選び方

マイホームは一生に一度の大きな買い物。だからこそ、「安い家」ではなく、「長く快適に暮らせる家」を選びたい。二級建築士の学びから見えてきた、後悔しない住まい選びの本質をお届けします。

こんにちは。宅地建物取引士・インテリアコーディネーターの代表の今西千登瀬です。

二級建築士の勉強を始めてから、住まいに対する考え方が大きく変わりました。

これまでも不動産やインテリアの仕事を通して「暮らしやすい住まい」を考えてきましたが、建築を学ぶことで、改めて気づいたことがあります。

それは、法律は安心して暮らすためのスタートラインであって、ゴールではないということです。

建築基準法は「最低限の安全」を守るためのもの

建築基準法は、人の命を守るために欠かせない法律です。

地震や火災などの災害時に建物が大きく倒壊しないことや、安全に避難できることなど、社会全体の安全を確保するための基準が定められています。

もちろん、法令を守ることは絶対条件です。

しかし、私は勉強を進める中でこう思うようになりました。

「法令を守っている家」と、「毎日を快適に暮らせる家」は、必ずしも同じではない。

本当に大切なのは、「この家でどんな毎日を送れるか」

家は、人生で最も長い時間を過ごす場所です。

だからこそ、数字では表せない心地よさも大切にしたいと思います。

例えば、

・地震への備えは十分か。

・家の中は一年中快適な温度で過ごせるか。

・外の騒音や生活音によるストレスは少ないか。

・家事や子育てがしやすい間取りになっているか。

・収納計画まで考えられているか。

これらは、毎日の暮らしの満足度を大きく左右します。

住まいは、建物ではなく「暮らし」をつくる場所なのです。

住宅構造は「バランス」で選ぶことが大切

木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート(RC)造。

それぞれに特徴があります。

木造

建築コストを抑えやすく、断熱性能を高めやすいことが魅力です。

また、構造体が比較的軽いため、地震時の揺れ方や設計の工夫によっては、暮らしやすさを確保しやすい面もあります。

一方で、遮音性については、構造や仕様によって差が出やすいのが特徴です。床や壁の厚み、断熱材や吸音材の入れ方、窓の性能によって、生活音や外部の音の感じ方が変わります。特に上下階の音や、道路沿いの騒音が気になる場合は、遮音対策を意識した計画が大切です。

最近では耐震等級3や高断熱・高気密を備えた住宅も増え、性能面でも大きく進化しています。

鉄骨造

柱や壁を少なくできるため、大空間や自由度の高い間取りを実現しやすい構造です。

ただし、鉄骨は熱や音を伝えやすい性質があるため、断熱性能だけでなく遮音性能にも配慮が必要です。特に、金属部分を通じて振動が伝わりやすいことから、床や壁の納まり、間仕切りの仕様によって住み心地に差が出ます。

開放感のある空間をつくりやすい反面、静けさや落ち着きを重視する場合は、遮音対策を含めて検討することが重要になります。

鉄筋コンクリート(RC)造

耐久性・耐火性・遮音性に優れ、安心感の高い構造です。

コンクリートは質量が大きいため、外からの音や隣室からの音を伝えにくく、静かな住環境をつくりやすいのが大きな魅力です。生活音が気になりやすい方や、交通量の多い場所に建てる場合には、特にメリットを感じやすい構造といえます。

その反面、建築コストは高くなりやすく、戸建住宅では予算とのバランスも考える必要があります。

「どれが一番良い」という答えはありません。

家族構成やライフスタイル、将来設計に合わせて、自分たちに合った住まいを選ぶことが大切です。

「価格を抑えた家」より、「長く快適に暮らせる家」を

住宅は建てた瞬間がゴールではありません。これから何十年も暮らしていく場所です。

建築費だけでなく、

・光熱費

・メンテナンス費用

・修繕費

・住み心地

まで含めて考えることで、本当のコストパフォーマンスが見えてきます。

初期費用だけでは分からない価値が、住み始めてから実感できるのです。

私が目指したい住まい

私は、理想の家とは、「健康も、安全も、幸せも守ってくれる家」だと思っています。

耐震性は、家族の命を守るために。

断熱性や気密性は、健康で快適に暮らすために。

遮音性は、毎日のストレスを減らすために。

収納や生活動線は、家事や子育ての負担を軽くするために。

どれか一つではなく、それぞれが重なり合って、心豊かな暮らしにつながります。

だから私は、家選びでは間取りやデザインだけでなく、「目に見えない性能」にも目を向けてほしいと願っています。

法律を守ることは大前提。

その先にある「この場所で、家族が笑顔で暮らせるか」を考えることこそ、本当に良い住まいづくりではないでしょうか。

住まいは、人生を支える大切な基盤です。

これからも私は、インテリアコーディネーターとして、住まいに関わるプロの一人として、

「健康も、安全も、幸せも守ってくれる住まい」の大切さを伝えていきたいと思います。

家は、ただ暮らすための器ではなく、毎日の安心と未来の幸せを育てる場所です。

だからこそ、住まいを選ぶときは、目に見える条件だけでなく、その家がこれからの人生にどんな豊かさをもたらしてくれるのかを、どうか大切に見つめてください。

もし今、家づくりや住まい選びを考えているなら、ぜひ一度、

「この家でどんな毎日を送りたいか」を基準に見直してみてください。

用途地域で住み心地は変わる?失敗しない住まい選びのポイント

住まい選びでは「用途地域」そのものだけでなく、その周辺の用途地域まで確認することがとても重要です。

同じエリア内でも、隣接する地域によっては将来的に高い建物が建ったり、環境が大きく変わる可能性があります。

今の住み心地だけでなく、「5年後・10年後も安心して暮らせるか」という視点でチェックすることが、後悔しない住まい選びのポイントです。

宅地建物取引士で代表の今西千登瀬です。

住まい探しをしていると、「駅から何分」「価格」「間取り」ばかりに目が向きがちです。

しかし、実は購入後の満足度を大きく左右するのが、その土地の「用途地域」です。

用途地域とは、街の環境を守るために定められた土地利用のルールのこと。

どんな建物が建てられるのかだけでなく、将来どのような街並みになっていくのかを予測するヒントにもなります。

今回は、自分に合った暮らし方から考える用途地域の選び方をご紹介します。

用途地域って何?

用途地域は都市計画法に基づき、住居・商業・工業など13種類に分類されています。

簡単に言うと、

「静かな住宅街を守る場所」
「お店が集まる場所」
「工場が建てられる場所」

などをあらかじめ決めている制度です。

同じ駅から徒歩10分の物件でも、用途地域が違えば住環境は大きく変わります。

タイプ① 静かな暮らしを重視したい人

第一種低層住居専用地域

こんな方におすすめ

・子育て世帯
・在宅ワーク中心
・落ち着いた住環境を求める方

特徴

・低層住宅中心
・高層マンションが建ちにくい
・大型店舗が少ない
・街並みが安定しやすい

メリット

静かな環境が保たれやすく、日当たりも確保されやすいのが魅力です。

デメリット

スーパーや飲食店が少なく、利便性はやや劣る場合があります。

タイプ② 利便性を重視したい人

近隣商業地域・商業地域

こんな方におすすめ

・共働き世帯
・車を持たない方
・駅近生活を楽しみたい方

特徴

・商業施設が充実
・飲食店やコンビニが多い
・交通利便性が高い

メリット

生活に必要な施設が徒歩圏に揃いやすく、日常生活が便利です。

デメリット

人通りや交通量が多く、騒音が気になる場合があります。

タイプ③ バランス重視派

第一種・第二種中高層住居専用地域

こんな方におすすめ

・利便性も静かさも欲しい
・ファミリー層
・マンション購入を検討している方

特徴

・マンションと戸建てが混在
・学校や病院も立地しやすい
・比較的生活利便施設が充実

メリット

住宅地としての落ち着きと利便性のバランスが取りやすいエリアです。

タイプ④ 価格重視派

準工業地域・工業地域周辺

こんな方におすすめ

・予算を抑えたい
・住宅性能を優先したい

特徴

・物流施設や工場が立地可能
・比較的土地価格が抑えられる

メリット

同じ予算でも広い住まいを選べる可能性があります。

デメリット

大型車両の通行や騒音など、周辺環境の確認が重要です。

用途地域を見るときは周辺もチェック

用途地域は、自分の土地だけ見ても十分ではありません。

購入を検討している土地の周囲も確認してみましょう。

例えば、

・南側が商業地域
・隣地が準工業地域
・近くに大規模開発予定地がある

といった場合、将来的に高い建物が建つ可能性もあります。

今の住環境だけでなく、5年後、10年後の街並みを想像することも大切です。

快適な住まい選びは「暮らし方」から

用途地域に優劣はありません。

大切なのは、自分や家族の暮らし方に合っているかどうかです。

静かな環境を求めるのか。
利便性を重視するのか。
将来の資産価値を意識するのか。

間取りや価格だけでなく、用途地域にも目を向けることで、住んでからの満足度は大きく変わります。

住まい探しの際は、ぜひ用途地域もチェックしてみてくださいね。

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自分に合うのは戸建て?マンション?暮らし方から考える住まい選び

マイホーム選びで多くの方が悩む「戸建てかマンションか」という選択。
実は大切なのは“どちらを選ぶか”ではなく、“どんな暮らしをしたいか”という視点です。
暮らし方から住まいを考えるヒントをお伝えします。

こんにちは。
宅地建物取引士の今西千登瀬です。

マイホームを考え始めたとき、多くの方が最初に悩むのが「戸建てにするか、マンションにするか」という選択です。

庭のある暮らしに憧れる一方で、駅近の便利さも捨てがたい。
子育てのしやすさや将来の資産性など、考えるほどに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ですが実は、この選択に“正解”はありません

大切なのは「どちらを選ぶか」ではなく、「どんな暮らしをしたいか」です。

住まいは、毎日の時間の使い方や心のゆとり、家族との関係性にまで影響する大切な土台。

だからこそ、条件だけで決めるのではなく、自分の価値観に目を向けることがとても重要です。

住まい選びの軸は「暮らし方」

家探しを始めると、つい次のような条件に目が向きがちです。

・価格
・駅からの距離
・間取りや広さ
・築年数

もちろんこれらも大切ですが、それ以上に重要なのは「その家でどんな毎日を過ごしたいか」です。

例えば、

・子どもがのびのび遊べる環境がいい
・通勤時間を短くして自分の時間を増やしたい
・家事や管理の負担を減らしたい
・休日はゆっくりとした時間を過ごしたい

こうした“暮らしのイメージ”が、住まい選びの軸になります。

戸建てが向いている人

戸建ては、暮らしの自由度を大切にしたい方に向いています。

・子どもの足音や生活音を気にせず暮らしたい
・広さや収納をしっかり確保したい
・車を日常的に使う生活スタイル
・庭や家庭菜園、DIYなどを楽しみたい
・自分らしく住まいを育てていきたい

家の中でのびのび過ごしたい」「暮らしを自分でつくりたい」という方にとって、戸建ては大きな魅力があります。

マンションが向いている人

マンションは、利便性や安心感を重視したい方に向いています。

・駅近や利便性の高い立地を優先したい
・セキュリティ面の安心感を重視したい
・家の管理や手間をできるだけ減らしたい
・生活環境をコンパクトに整えたい
・将来的な住み替えも視野に入れている

暮らしを効率よく整えたい」「安心して便利に暮らしたい」という方には、マンションが合いやすい傾向があります。

あなたはどちら派?簡単チェック

次の項目で、より当てはまるものが多い方を見てみてください。

戸建て向き

□ 子どもが自由に過ごせる環境がほしい
□ 車中心の生活をしている
□ 庭や自然のある暮らしに憧れる
□ 広さや収納を重視したい

マンション向き

□ 駅近や利便性を優先したい
□ 防犯面の安心感を重視したい
□ 家の管理負担を減らしたい
□ 将来の住み替えも考えている

どちらが良い・悪いではなく、「今の自分に合っているか」を知ることが大切です。

まとめ

戸建てかマンションかは、“住まいの種類”ではなく“暮らし方の選択”です。

どちらにもメリットがあり、正解は人それぞれ異なります。

だからこそ、まずは「どんな暮らしが心地よいか」を整理することから始めてみてください。

あなたの“暮らしの答え”を一緒に見つけませんか

もし、

・自分に戸建てとマンションどちらが合うのか整理したい
・希望エリアでの現実的な選択肢を知りたい
・女性目線で住みやすい街や住まいを相談したい

そんな方は、お気軽にご相談ください。

住まい選びは、情報だけで決めるものではなく「暮らしの感覚」を整理するところから始まります。

一人では整理しきれない部分も、一緒に言語化していくことで、住まい選びはぐっと楽になります。

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北向きの暗い家から気づいたこと|住まいが心と人生を変えた理由と不動産への想い

北向きの暗い家で感じていた、理由のわからない息苦しさ。
住まいを変えたことで、心や人生まで変わった経験から、私は「住環境」の大切さに気づきました。
女性が自分らしく働き、子育てしながら暮らせる社会へ。
不動産・住まい・地域の未来について、私自身の経験をもとに綴ります。

代表の宅地建物取引士・今西千登瀬です。

今日は、私がなぜ「住まい」や「不動産」という仕事に強い想いを持っているのか、そして、これからどんな未来をつくっていきたいのかをお伝えしたいと思います。

これは単なる不動産の話ではありません。私自身が経験してきたこと、苦しかったこと、救われたこと。

そして、不動産という仕事を通じて感じてきた違和感や希望についてのお話です。最後までお読み頂けましたら幸いです。

北向きの暗い家から気づいたこと

私は以前、北向きの暗いリビングの家に住んでいました。お気に入りの家具を置いても、好きなインテリアにしても、なぜかしっくりこない。

家にいても気持ちが晴れず、前向きになれない。「なんとなく心が重たい」そんな感覚を、毎日のように感じていました。

その後、家を建て替えることになり、私は“光”をとても大切にした住まいづくりをしました。

窓の位置を工夫し、できるだけ自然光が入るように設計。

さらに、光を反射して空間全体が明るく感じられるよう、ホワイトをベースにしたインテリアにしました。

すると、不思議なくらい心が変わったのです。

朝起きた時の気持ち。家に帰った時の安心感。何気ない日常の中で感じる、小さな幸せ。

以前よりも「幸せだな」と思える瞬間が増えていきました。

私はこの経験から、住まいは単なる箱ではなく、人の心や人生を支える土台なのだと強く感じるようになりました。

女性が働きながら子育てをするには、「住環境」がとても大切

私は2002年、新卒で建材メーカーに入社しました。当時はまだ、女性営業職が珍しい時代でした。

ショールームでコンサルタント時代

入社試験では「女性のキャリアと子育て」について質問されるような時代。

営業職時代の私

営業職への異動を希望した時には、工務店を営む父や周囲からも反対されました。そして実際に建築業界へ入ると、そこはまだまだ男性社会でした。

女性だからと軽く見られる。根性があるか試されるような厳しい対応。精神的に追い込まれるような経験もたくさんありました。

当時の建築業界は、女性が仕事と子育てを自然に両立できる環境ではありませんでした。

ストレスの多い働き方の中で、結婚してもなかなか子どもを授かることができず、一度仕事を離れ、心と体が落ち着いた後、ようやく子どもを授かることができました。

私はこの経験から、女性は「仕事」か「子育て」かを選ばなくていい社会であるべきだと強く感じています。そして、その両立を支えるためには、「住環境」がとても大切だと思っています。

だから私は起業と同時に、「子育て住空間コンサルタント」としての活動も始めました。

✅家事動線

✅収納

✅片付けやすさ

✅光

✅家族との距離感

✅在宅ワークのしやすさ

こうした住環境は、毎日の心の余裕に大きく影響します。私は、住まいを整えることは、人生を整えることだと思っています。

不動産業界で感じた違和感

不動産業界に入ってからも、多くの違和感を感じてきました。

利益優先で細かく分割される土地。採光や住み心地を無視した住宅。購入した瞬間から価値が下がっていく日本の住宅。

本当にこれが、人を幸せにする住まいなのだろうか。そんな疑問を持つことが増えていきました。

また、以前、実家の前の小さな土地が売りに出された時のことです。「扱いづらい土地だから」と、不動産会社が次々に変わっていく姿を見ました。

その時に感じたのです。面倒なことや利益になりにくいことから逃げてしまう不動産屋が多いのではないか、と。

でも私は、不動産は、人の人生地域深く関わる仕事だと思っています。だからこそ私は、数字や効率だけではなく、その先にいる人の暮らし人生を大切にしたいと思っています。

地域を支えているのは、小さな事業者の力

私は、地元経済の活性化もとても重要だと考えています。世の中は大きな企業や大きな組織に注目が集まりやすいですが、実際に私たちの暮らしを支えているのは、

  • 地元の工務店
  • 小さな飲食店
  • 商店街
  • 個人経営のサロン
  • 地域密着の会社
  • 小規模事業者

ではないでしょうか。

街の温度感や、人とのつながり暮らしの豊かさは、こうした存在によって支えられていると感じています。

しかし今、日本では、

✅後継者不足

✅空き家問題

✅空き店舗

✅地域コミュニティの衰退

など、多くの課題があります。

さらに、昨今の原材料不足や価格高騰の影響は、資金力や調達力の弱い小規模事業者ほど大きく受けています。

表面的には問題がないように見えても、現場では苦しんでいる人がたくさんいます。

だからこそ私は、小さな事業者や、地域で頑張る人たちが無理なく挑戦し続けられる環境をつくることが、とても大切だと思っています。

不動産を通じて実現したい未来

私には、不動産を通じて実現したい夢があります。

✅女性が、自分らしく働きながら暮らせる社会をつくりたい。

✅住まいによって、人生を諦めなくていい社会をつくりたい。

✅空き家や空きスペースを活用しながら、夢を持って挑戦したい人を応援したい。

✅後継者不足で悩む人と、新しいことに挑戦したい人を繋げたい。

✅地域に、小さな幸せ温かいつながりを増やしていきたい。

そしていつか、「幸せを感じられる住まい」を本気で追求した住宅づくりにも挑戦したいと思っています。その為に、隙間時間を活用して二級建築士試験にチャレンジをしています。

私が考える「豊かさ」とは

私にとっての豊かさは、単なるお金や贅沢ではありません。毎日の小さな瞬間に幸せを感じられること。

心が安定し、自分を大切にできること。家族との時間を大切にしながら、自分の仕事で誰かの役に立てること。

そして、「私は、この人生をちゃんと生きている」と、自分を認めてあげられることです。

最後に

私は、単に物件を紹介する不動産屋ではなく、「住まいから、女性の人生地域の可能性を広げる存在」になりたいと思っています。

家は、人生の土台です。そして街は、人の暮らしそのものです。だからこそ私は、これからも「人の幸せ」を大切にしながら、不動産という仕事に向き合っていきたいと思います。

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