インテリアコーディネーターの今西千登瀬です。
「住まいは、人生を映す鏡」とよく言われますが、最近の脳科学や環境医学の研究では、私たちの脳の状態や感情が“空間の整い方”に大きく影響されることが明らかになっています。
つまり、部屋を整えることは、人生の質を整えることでもあるのです。
◆ 観葉植物と換気で“自然”を取り戻す

自然の緑を見ると、人の脳内ではストレスホルモンのコルチゾールが低下すると言われています。
観葉植物を置いたり、窓を開けて新鮮な空気を入れるだけで、脳は“安心”を感じ、思考がクリアになります。
たとえば、朝いちばんに窓を開け、グリーンの葉を眺めながら深呼吸する。
それだけで「今日も大丈夫」と思える日が増えていくのです。
◆ 香りで気分を“意図的に”切り替える

香りは脳の感情中枢(扁桃体)にダイレクトに届く唯一の感覚。
つまり、香りは感情をコントロールできるスイッチです。
朝は柑橘系でやる気を高め、夜はラベンダーで副交感神経を整える。
香りを“空間のデザイン”として取り入れることで、脳と心を優しくチューニングできます。
◆ 物を手放す=心のストレスを手放す

不要な物が視界に入るだけで、脳は“処理対象”として情報を認識してしまうため、集中力が下がります。
逆に、物を手放すと脳内の情報量が減り、思考が軽くなる=心が整う。
手放すことは、実は「自分の未来を選び直す行為」なのです。
◆ 「3秒で出せて3秒でしまえる」収納で思考を最適化

脳は“探す”という行為を非常に嫌います。
物を探すたびに小さなストレスホルモンが分泌されるのです。
そこで意識したいのが、“3秒ルール収納”。
3秒で出せて、3秒でしまえる仕組みを作ることで、無意識のストレスが減り、脳が「考える」ことに集中できます。
空間を整えることは、実は“思考の筋トレ”なのです。
◆ 眠る前に空間を整える=脳に安心を与える

寝る前に部屋を軽く整えると、脳は「安全な環境だ」と認識し、睡眠の質が上がります。
たとえ5分でも、クッションを整え、照明を落とす。
その小さな習慣が、翌朝の“心の余白”を生み出してくれます。
◆ 「5分掃除」「週1回30分の集中掃除」で環境のリセットを

汚れや乱れは、脳にとって“未完了のタスク”として蓄積されていきます。
週1回、30分だけ集中してリセットする時間を持つ。
あるいは、気づいた時に5分だけ掃除をする。
それだけで脳が“完了感”を感じ、達成ホルモン(ドーパミン)が分泌され、気持ちが軽くなります。
◆ 空間が変わると、人生のリズムが変わる

私たちは、空間の中で思考し、行動し、休息します。
だからこそ、環境を整えることは「自分の人生をマネジメントする」ことなのです。
観葉植物の緑、香り、収納、掃除——それぞれは小さな行動ですが、
積み重ねることで「脳が喜ぶ住まい」ができあがります。
そしてその空間は、必ずあなたの人生の質を底上げしてくれます。
✴︎ 今日からできる一歩 ✴
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- 朝いちばんに窓を開けて深呼吸
- 香りで気分をリセット
- 1日1つ、不要なものを手放す
- 寝る前に空間をリセット
- 週末30分、掃除タイムをつくる
小さな積み重ねが、確実に未来のあなたを変えていきます。