宅地建物取引士の今西千登瀬です。
今って家、買った方がいいのか?!
イラン情勢による建築資材の高騰と供給不安。実は今、住宅業界では“値上げ”のレベルを超えた変化が起きています。
今、住宅業界で起きていること

今回の影響は、この2つです。
✔ 建築資材の値上がり
✔ 工事の遅れ(納期遅延)
そして今はさらに一歩進んで👉 「材料が手に入らない」ケースも発生しています。
どれくらい値上がりしているの?

ここが一番気になるポイントだと思います。実際の値上げ幅は、かなり大きいです👇
■ 石油系資材(影響大)
・断熱材 → 約40%
・防水材 → 40〜50%
・塗料(シンナー) → 最大75%
👉 ここは今回の“震源地”です
■ 外装・屋根
・屋根材 → 約30%
・外壁材 → 累計20〜30%上昇
■ 電気・設備
・電設資材 → 15〜50%
・配線など → 30〜50%
■ 住宅設備
・キッチン → 6〜10%
・洗面 → 10〜15%
・トイレ → 3〜6%
👉 一見小さく見えますが累積で見ると大きな負担増です。
なぜここまで上がるの?

理由はシンプルです。建築資材の多くは「石油」からできています。
さらに今回、
・原油価格の上昇
・輸送の停滞
・ナフサ(原料)の不足
が同時に起きています。
つまり今は、「高い」+「遅れる」+「手に入らない」という、これまでにない状態です。
【最新】建材メーカーの出荷状況(2026年4月)

ここが今回、最も重要なポイントです。
現在の建材メーカーは
“通常出荷できている状態ではない”のが現実です。
実際に起きていること
・屋根材・防水材 → 出荷停止・受注停止
・断熱材 → 生産調整・入手困難
・塗料 → 品薄・出荷制限
・内装材 → 納期未定・遅延
・サッシ → 駆け込み需要で遅延リスク増
なぜ今「出荷不安」が出ているのか?

今回のイラン情勢を含めた影響は、直接というより👇
間接影響が本質
- 原油価格上昇
→ 輸送コスト増
→ 製造コスト増 - 海上輸送リスク
→ 納期不安定化 - 原材料(アルミ・樹脂)
→ 中東・欧州経由の影響
「今買うべき?」の判断軸

結論はシンプルです。👉 正解は人によって違う
だからこそ、2つの軸で考えてください。
■ 判断軸①|価格
・今後さらに上がる可能性 → 高い
・下がる可能性 → 低い
👉価格だけなら“早い方が有利”
■ 判断軸②|スケジュール(重要)
・工期遅延
・資材不足
・引き渡し未定
👉「いつ住めるか」が読めない時代に
タイプ別|おすすめの選び方
▶ すぐ住みたい方(入学・更新など)
👉 今動くのがおすすめ
理由:待つほど“遅延リスク”が大きくなるため
▶ 迷っている方
👉 探しながら判断がベスト
・今すぐ決めない
・でも動き始める
これが一番後悔しにくい選択です
▶ 慎重派の方
👉 あえて待つのもOK
ただし価格上昇は受け入れる前提
不動産のプロとしてお伝えしたいこと

正直にお伝えすると、「今が絶対に買い時」とは言えません。ただし確実に言えるのは、👉 これからは“価格”より“確実性”が重要になる
・予定通り住めるか
・資金計画が崩れないか
・安心して進められるか
この視点がとても大切です。
まとめ|家選びは“納得感”で決める
家は「今が得かどうか」だけではなく、これからの暮らしをどうしたいかで選ぶもの。だからこそ、“世の中の正解”ではなく“自分の納得”で決めることが大切です。
もし迷われている方は、「買うかどうか」ではなく“どう判断するか”を一緒に整理することからサポート致します。














































